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2017年7月20日 (木)

将棋の深さ

T大元教授さんのこと書きましたが、K大の元教授もうちのお客で
います。2~3日に一度は来る。その方、大の将棋好き。うちの社長曰く
アマ4段らしい。
うちの社長も自称アマ2段。それなりに強いのだがK大さんには
歯が経たない。
「ここら界隈じゃ、勝てる人いないんじゃないか・・・」
想像に難くなく、ご来店の都度、社長と将棋談。
なんで、先般投稿のこの本

Img_20170718_111150 連休中に読んだんですけどね、を進めました。
「あ、読む読む!」とのお返事。

実話ですからね、、悲しい。親子の絆の深さとか、
人生のわびさびみたいな、考えさせれらます、と話した。

題にはありますが、内容は棋譜自体には全くといっていいほど
タッチしません。奨励会に入って挫折してゆく人々のドキュメントです。
奨励会は将棋の天才の集団です、プロへの登竜門。どんな強い子であっても
ここでは普通の子になってしまう。強烈なのは、入っても何年もしくは
何歳までに四段に上がらないと退会しないといけないという
「三段リーグ」という大きな壁。
皆、死ぬ気で戦います。栄光の裏、挫折に苦しむ子らにどんな現実が
待っているのか。
地方では怖いものなし、大人にも誰にも負けない。地元の大会では優勝を
続け、天才ともてはやされ一家総出で奨励会に来る子も多くいます。けど、
ここでは勝てないんです。言わずもがなそういう子らは将棋しか
知りませんから純真無垢、なんと曜日すら言えない子もいるんです。
「水曜の次?土曜?」と。
そんな中のある一人の会員、成田英二さんがこの本の主人公。
北海道で負け知らず、小学校時代にはもう天才と言われ、後、
奨励会に入ります。お母さんお父さんも上京。しかし彼に待っていた
ものは挫折です。四段に上がれない、イコール退会、という現実。
今まで自分の全てだった将棋を、若くして失うことになる。当然
社会という大きな環境に解け入ることができません。
ご両親とのくだりになるともう涙涙で、私は数日経った今でも
脳裏から離れません。

で、K大元教授さん、元奨励会(モトショウというらしい)という方々と
何度か指したことがことがあるそうです。
強い!
ハンパじゃないそうです。二枚落ち(飛車角落ちのことだそうです)
でも、どうか、というくらいらしい。
奥が深いんですね。

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