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2017年6月29日 (木)

エダ君、ナベちゃんの思いで

サラリーマンのF社時代のことなんですが。。
なんだか分かりませんが思い出して書きたくなりましたんで書きました。

課長職だった時、怖い(できる)部長が我々全管理職(5~6名)に
こう聞いてきました。
「結婚するとしたら、部員の、誰とだ」。
管理職会議を終えそのまま流れた昼食時のこと。
もしこちらが女だとして、の前提ですね、で我々は男なんで、
「セックスは抜き、だぞ」
と付け加えます。
ということはルックス抜きで答えろということですから、今思えば
心理術でしょうね、要は部員の誰を最も信頼してるか、という探りです。
とはいえ部長の絶妙なのは話の流れから、そうとは悟られない
タイミングだったんですね。
私はエダ君、と答えました。

彼は富士銀行から転職してきた、優秀な男でした。
トシは私の5つばかり下。
身長185、体重は90超、学生時代はずっと野球にうちこんでたようで、
その体躯に負けず劣らずの強い精神を持った、ハートの厚い、けど
無口な男でした。
ゴルフでも一緒に回ったことがありますが、ドライバーでまともに
当たると、球筋が見えない。300ヤード以上飛んでたんでは
ないでしょうか。プレイだけでなくマナーもしっかりしてい、銀行時代
もだいぶもまれてきたんだということがうかがえます。

彼は隣の課員。好感を持っていることが彼にも伝わって、
よく飲みに行きそして商談をよく紹介しあいました。お客からの信頼も
厚くまた親会社からの評価も高かったように思います。

約50名いた部の人員再編があった折、怖部長からも見込まれた彼は、
1つのグループを任されます。
たった3人でしたが、小回りの利く、数字も上がる、とても良い
グループになっていきました。彼はグループ内のワタナベ君を
とてもかわいがっていました。私もそのナベにも好感を持てていました。
3人で飲みに行ったこともありました。

でも訳あってエダ君はその後退社。私も退社。それらのことは長くなる
んでここでは割愛します。エダ君が退社したのは本当に残念、私は
そのままいけば役員になる男と見込んでましたから。
エダ君はITで名だたるJ社に転職したのでした。

前置きが長くなりました。
その前職、F社の同窓会を開くことになりました。
なんとエダ君、ナベも参加の返事を。私は10数年ぶりです。
いやあ、うれしかったですねえ。
日本橋で開かれたその会は、10数名と少数だったこともあって、
盛り上がりはハンパじゃありませんでした。その昔、エダ君が企画して
大盛況になったお好み焼き屋形船(沈没しそうになった)のこと、
社員旅行で素っ裸になって宴会場を走り回った(チンチンにバネだけ)こと、
などなど話しは尽きません。彼は笑みを少し浮かべるだけで、でも無口
ながら楽しんでいること、よくよく伝わってきました。

あっという間に3時間。閉会。
店を出、一人二人駅へ向かっていく。私はエダ君ともう一杯
どうしてもやりたかった。散り際に彼の腕をつかみ、
おい、エダ、もうイッパイ・・
と言おうとすると、その私を彼は抑え
「たかぴーさん、何も言わないでください、お願いがあるんです、
 もうイッパイ、お付き合い願えませんか」
「(笑)もちろんだよ」
「ありがとうございます。おい、ナベ、店探せ」
私、エダ、ナベの3人だけで日本橋でもう一軒。

この時のエダ君は饒舌でした。今までに無かったかもしれません。
思った通り、彼はJ社で役員になってました。40代です。若いのに
すごいもんです。そしてナベもF社で課長に。
あの時話せなかったこと今だから言えること、あの時のあの商談、
I部長、S部長の悪行の数々、、、
またあっという間に2Hが過ぎ、時計見るともう終電。
「やべえ、帰るぞ、カネは俺が、、、」
と伝票を持とうとする私をまたエダ君に抑えられました。
それがカッコ良かったんです。
「だめです、たかぴーさん」
「いや、俺が誘ったんだ、俺が払う」
「だめです!
 おい、ナベ!」
「ハイ!」
「払っとけ!」
ほんと、変わらず、カッコ良いやつだな、君は。
ナベちゃん、ご馳走様でした^^

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