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2017年1月12日 (木)

小池重明さん

体調不良中はずっと本読んでますた。
あまりいいのないけど、これはイッキに読みました。

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いるんですねえ、天才。将棋のです。
小池重明さん。早逝、44で亡くなられています。
ドキュメントです。
小説だったならふざけるなこんなやついるわけねえと
一蹴するでしょう。でも事実は奇なり、本当にいた人、あったことなんで
信じるほかありません。
賭け将棋、真剣師として歌舞伎町でならし、関東では負け知らず、
んじゃと当時大阪イチの方とも対戦。負かします。
凄いのは、前夜、飲み明かしてるんです。朝まで飲んで一睡も
せず、二日酔いのまま対戦。
ってかそんなことしょっちゅうだったようで、
相手の考えている間、横になって寝てしまう対局も多々あった。
んで対策なんて練らないくせに、プロにも勝つ。
家には駒や盤なんて無く、食い散らかしたカップ麺、ビール空き缶など
ゴミ屋敷状態。賭け将棋で得た金は全て酒と女と博打に消える。
借金も膨大で、賞金額のでかいトーナメントでは対戦前から債権者が
列をなし、勝つとそのまま賞金を奪っていく有様。女との駆け落ちも3回。
つまりどうしようもない人間なんです。
一時期は自暴自棄になって将棋をやめ、2年くらい土方で住み込みの
野良仕事。
でも復帰してすぐ勝っちゃう。
共通して言えるのは、序盤はだめなんだそうですね、終盤が強い。
先日の読売の編集手帳で、米国の作家ジョンスタインベックがかつて、
天才とは、
「蝶を追っていつの間にか山頂に登ってしまった少年である」
と言ったとありますが、この人も当てはまるかもしれません。

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