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2015年12月 9日 (水)

火花

又吉さんの火花を読みました。いい作品でした。何より良い「文」でした。
その前読んでた3~4冊はてんでダメったのも手伝って、
ココロに刺さりましたです。
直前のは積ん読になってた「ふがいない僕は空を見た」で、これは
いつの間にか勤務地にあって誰からもらったのかも分からず、
読み始めたらもうたまらなくつまらなかった。のが最後まで続いた(怒)。
山本周五郎賞をとって映画化もされてるんですけど。
又吉さんは愛読家でも知られてますね、特に好きなのが太宰治と
聞いてます。

長男(中2)が全く本を読まない。が、フォローも必要と、
それもそうだ、俺も夏目漱石みたいなのしか無かったら、永遠に本読まない
ことになったろうと家でつぶやいたら、妻がそうそう、私で言う
山本周五郎ね、と聞こえよがしにつぶやいたんでカチンときた。
周五郎は軽く読んだだけで流されては、困るんです。
数日前たまらなく読みたくなって「ひとごろし」の中の一編
「改定御定法」を穴があくようにして読んだ。
素晴らしい作品です。筆圧が強いのが序盤からずっと続く。どうしてこう
テンション高いものが書けるのか。
この作品には私、サラリーマン時代、一度助けられてます。
課員が下請け業者から、工事費用の未清算金を請求されました。
施設の部隊から払われてると思ってたら、いついつの工事分だけ未納だ、
至急払ってほしいと。総額なんと2百万。
担当じゃ話にならん、上司が、ってんで業者に私一人で乗り込むことに。
狭い打合せ室に通され、テーブル真ん中にドンとレコーダーをセットされた。
相手は3人。これはもう周五郎の御定法に則ってやっていこうと、
何カ月もかけて細かい作業内容から部材から人件費を洗っていき、
最後は向うの副社長クラスを出してもらって、静かに収めていきました。
2~3ヶ月はかかったと思います。

小説ってどうせ作り話、って先入観強く持ってしまってますが、
何度も言いますけど周五郎は別。どうしてこんなわびさびがわかるのか。
不思議でなりません。一言で言うと天才なんでしょうね。

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