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2015年9月18日 (金)

落日燃ゆ

城山三郎さんの「落日燃ゆ」を読みました。ずっと読みたいと思って
たんですが、やっとです。私なんぞが読むにはおこがましくて。。
第二次大戦後の東京裁判でA級戦犯とされ、死刑となった
広田弘毅氏のドキュメントです。

この方、全然悪くないんですよね。むしろ戦争へ向かわないよう、外相
として全身全霊を捧げてきた偉人なんです。のに、いざ裁判となると、
沈黙を貫く。
国の要職につきながら開戦へ至ってしまった責任がある、また、
自分が吐けば誰かが悪くなる、と。
究極の健さんです。

サラリーマン時代、親会社の営業事務方に、博学才英で仕事にとても厳しい
Jさんという女性がいらした。厳格さは有名で、私など呼び出され説教
受けたことさえあります。また、きれいだったのですが独身。トシは
私の5~6上だったと思います。
忘年会で飲んだ折、私の手元にあった城山三郎の本を目にして、
たかぴーさん本読むのね、あら、城山三郎じゃない、落日燃ゆは読んだ?
と聞いて来た。あ、まだなんですと応えると、じゃ、××は?△△は?
と立て続けに聞いてきて、いずれも読んでいず、またお説教。。

仕事でのお付き合いは細々と続いて、
私が退社することを決めた時、下請け会社のホソカワ社長が、
イッパイやりましょうと声をかけて来てくれた。小料理屋に赴くと、
そこにはなんとJさんの姿も。三人でしっぽり飲みました。
社長が酔いつぶれたのでタクシー拾って押し込み、ほっと一息、

「もう一軒、行きましょうか!」

彼女とサシで飲んだ男は、周りでは私だけだったかな。
Jさんは広田氏のような方が理想だったのかもしれませんね。
だと私とは真逆、でしょうか。

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