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2009年8月14日 (金)

石打~月夜野17号を走って思い出したこと(野沢)

W202。
タイヤ、フェンダーを擦らないようにシムで前だけ
車高を上げたたかぴー号はなんとはなし、
つまんないハンドリングになってしまっている。

上越の帰り。
宿から高速のインターは近いのだけど、すぐ乗っても
つまんないので、しばらく下を走ることにした。
その石打~月夜野間の17号は昔は当然高速など延びてなく、
私も学生時代によく走った道だった。1980年ごろの当時は
関越自動車道に

「関越トンネル」

なんてものはなく、みつまたかぐらに行くのにも湯沢に行くにも
石打に行くのにも皆、月夜野(あるいはその前)で降りるしか
なかったのだ。志賀に行くのなど、高崎で降りただただひたすら
雪道を何時間も走るのみであった。
 
今回は道もガラ空きで誰も走っていず、10数分で湯沢を通過したのち
峠を登ってみつまたかぐらに至る。
1時間も経たずに右手に苗場山の美しい景観を得ることができた。

月夜野から関越に乗って100前後で流し、花園で通例の渋滞に交じり
インターを降りたのは午後7時半だった。
出発したのが5時だったのでまあそんなもんだろう。しかし花園の
渋滞というのはいつものことだ。あそこは高速が少しすり鉢のように
なっていて、先の先まで見通せる。だからずっと遠くのテールランプ
まで数珠つなぎの渋滞になっているように見え、
皆がスピードをおとすから渋滞するのでは、
というのが持論だ。
帰路で実際ここを渋滞なしで通れたためしがない。

いやあったか。冬の苗場だが友人らと滑って、食事を済ませ
夜9時すぎに向こうを出発したことがあった。
あの時は最後千葉の友達を下した時丁度11時だったのを憶えている。
2時間かからなかったということ。
ナイターのリフトに乗っていて三国峠の先の方までずっと渋滞しているのが
見えていてうんざりし、思い切ってゆっくり目に出たのが奏功したのだな。

思えばスキーではいろいろな思い出があったなあ、今回17号を
ひた走って思い起こした。

あれはどこだったろう、野沢だったか、バスツアーで行った
大学3~4年の時のことだ。メンツは男ばかり5~6人だったろうか。
こないだ行った時はなくなってた

 Tバーリフト

というものが当時はあって、これがまたかなりの高速のものだった。
並行して横(30~40メートルは離れていたか)を走るペアリフトに乗った時、
これも少し速めのものだったが、それを抜いてしまうほど速かったので

 次はあれにしよう、あれに乗ってみよう

と皆で勇んで向かった。
乗る時少しバクバクしたが大丈夫だろう、スキーには自信があったし
たかがリフトだとたかをくくっていた。

先にウエハラ、タカネの両氏がペアで乗っていった。
お尻をそれこそTの字のでっかいやつの柄に乗せ、
ブオ~ン!
ってな感じの急加速でずんずん遠ざかっていった。

おおー!

とか

すげー!

とか多くの感嘆驚異の叫びを二人はあげていた。
しかし振り返って、残った我々に手を振る余裕は彼らにはなく、
それが少しキワドイ乗りものかもしれないという思いを
予感させていた。それは的中した。

私は知らないおやっさん(50)とペアだった。
出発直後の急加速にかなり驚いた。ホントに速いのだ。
ぐんぐん速度が上がっていく。しかし平地だったらいいのだがそうではなく
勾配のある坂を上っていくのだ。その速度、倍以上のものを
体感させるものがあった。

ああ~っ!!

ほどなくして、隣のおやじはバランスをくずし、見事にTバーから
転げ落ちてしまった。
恐怖の叫び声がドップラー効果と共に去ってゆく。
チラと振り返ると雪崩のような雪のかたまりしか見えなかった。私は

ご愁傷さまです!

と心の中で叫んだ。
ペア不在でいると、前の方にタカネくんがいるではないか。
彼も転げ落ちたていたのだ。バカめ。地獄に仏とはこのことだよし、
助けてやろうではないか。
私は手を振って声を上げた

乗れ、乗れー!!

たまたまその進路の右前方に彼はいた。去ったおやじの
空いた席も右だ、都合が良い、タイミングさえ合えば乗れるに違いない
私はそう思った。彼も遠目にそう理解したようだった。
どんどん近づく。思惑通りのところに彼はお尻を突き出し、待っていた。

よし、今だ!

彼のケツとタイミングはピタリだった、が、Tバーが彼にあたった途端、
私たちは爆発してしまった。
止まっていた彼に高速バーのバランスは耐えられなかったのだ。
見事にバランスを崩したバーは彼だけでは無し、
私までも放り出す結末を生んだ。
かなりのスピードで放り出された私は沿道に積もった雪の塊の中まで
飛ばされていた。しかし目を開けるに、タカネ君がいない。

どこ!
ヤツはどこ!

見ると、猛スピードで去ってゆくTバーがとてつもない
雪煙りを上げているのに気付いた。

あいつは・・・!
Tバーにしがみついて!
転んでいるのにもかかわらず、掴まっているのか!

スゲー根性と思ったが実はそうではなかった。
彼は斜めがけして持っていたポシェットがバーにひっかかり、
転んだまま高速スピードで連れられてしまっていたのだった。

うおおおおーーー!!

彼の雄たけびたるや想像を絶する恐怖感を私に伝えた。

顔が下になったり、後頭部を擦ったりまた回っておでこの辺りを
擦ったり、鼻の穴も雪でパンパンになり
かなりぐるぐると回り回ってしまったんだろう、板ももちろん両足から外れていた。

彼はパニックの中でポシェットを外そうにも外せず
どうしようもなくなって
死ぬかもしれない
と、開き直った次の瞬間、ポシェットの金具が壊れ、
外れてくれた、で、助かった、ということだった。
後で見ると鼻の穴フチをはじめ、顔中傷だらけだった。

それにしても助かってよかったですね。あの去っていく
雪煙りは何物かと思いましたよ。
そうそう、今日は暑気払いでしたね。
お会いできること楽しみにしております。

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