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2008年3月 4日 (火)

ミウラと式場壮吉と

誤りがあったので先般削除した投稿です。
せっかくなんで訂正して再投稿します。
まあ読んでもつまんないですけど(笑)。
 
 
知り合いが、親友と旅行に出かけた時のこと。
のんびりの長期旅行なのに、親友、常になにかそわそわそわそわしている。
電話もしょっちゅうかけたり、かかってきたり、だ。

おいどうしたんだ、なにかあるのか。

親友に聞くと、いやあ、実は、そのお、と重い口を開いた。

その方、ランボールギーニミウラ(!)を持っていたのであるが
それを、なんと、その旅行直前に、こともあろうに、
売りに出してしまったのだという。
売り値、2千数百万!
現物は引き渡してしまった。ところが、旅行前に入金するはずだった残金5百万が
まだ入ってこない、で、落ち着かず自分の事務所と何度も何度も連絡を取り合ってる
ということだった。

そのミウラはその昔、タミヤのギャラリーに一時的に飾られてあったもの、
どうしても欲しくなりオーナーと直接交渉し、多くの苦労を経て
(もちろん出費も)、その親友は入手したものだった。

なんで売ったの!?

当然そう聞きたくもなるだろう。

しかし売ってしまったもの、もうどうしようもない。んで、このハナシ、
長くなるのだが、端折って、、、、

私がこのことをその知り合いから聞いたのが
近所の焼き鳥屋で2人で飲んでる時のこと。
酔いも回ってるから知らぬうちに大声になっている。

「ミウラ」

の声にいつの間にか焼き鳥屋のおかみさんが反応した。
このおかみさん、一介の焼き鳥屋のママではない。都内某所の有名割烹店の
オーナーの娘でもある。今はトシ50を過ぎているが、見た目は
藤原紀香よりきれい(ちょっとオーバー)。

「あの、、、こちら、ミウラに乗ってらっしゃるの?」

私のことを知ってるそのママは、私の知人にそう聞いた。

いやいや、この方の親友が、ミウラを売った、というハナシをしてたんですよ。

と私が説明すると、実はこのママ、クルマに目がないらしい。

「わたしね、ミウラは運転したこと、あるのよ^^」

ビックリ。
ミウラは日本にそうない。たぶんだがいいとこ20~30台だろう。
運転したことあるとは女性であることを別としても稀有なことだ。

「フェラーリもってたことも、あるの」

おっと!
きたかぁ~
最近だがこのママがメルセデス(S)を運転しているのを私は何度か見たことがある。

「あと、マセラーティと、アストンも、ね。運転したことは
 あるのよ」

なんと!
ちょっとオーバーとは書いたが、若い時は相当お美しかったんでしょうねえ、
今見ても、マジ、藤原紀香ちょっとトシとらせたような感じ、ですもん。

で、焼き鳥屋でのクルマ談義は燃えに燃え、いつの間にか式場壮吉の話題になった。
60年代、破竹の勢いのスカイラインの生沢を抑え、鈴鹿でポルシェで勝ったレーサーだ。
式場壮吉は千葉の方で病院を営む家系にあった、ボンボンだ。超がつくくらい。

彼には気が遠くなるほどすんごい武勇伝がいっぱいある。

ちょうどスーパーカーブームの頃だから70年前後のこと。
式場壮吉はランボールギーニミウラSVを購入する。
ミウラは
ミウラ→ミウラSと進化した。そして後にでたSV。
Vは「ヴェローチェ」(速い)のVだ。
ハンドリング、足回り、エンジン、速さ、どれをとっても申し分なかった。

その頃から式場家にはちびっ子カメラマン達が多く押し寄せて来るようになった。
ブームによって、撮った写真を売ることができるんだそうだ。
日を空けず来るちびっ子達と、壮吉の父親が次第に仲良くなってきた。

「ランボルギーニのさ、カウンタックってのが
 すんごくかっこいいんだよ」

頻繁に訪れる愛すべきその子達から父親は教わり、式場壮吉に言う。

「買ってきてくれないか。
 その、カウンタック、を」

式場壮吉は、あれはだめだよ、街中は乗れない。目立つし、気が乗らないと
反対するが、父親はもうちびっ子達のことで頭がいっぱいだ。

  いやいや、どうしてもあれがいいんだ、頼むから、買ってきてくれ。
 
知り合いを通して自動車屋に頼むがさすがにカウンタックは
なかなか譲ってくれない。

「どうしても、というのなら。
 あなたのミウラSV、
 それを譲ってくれるなら、お売りしましょう」

式場壮吉は二つ返事で買ってきてしまった。
びっくりしたのはちびっ子カメラマン達だ。
ガレージに入っていたカウンタックを見ると、みんな驚いて地べたに座り込んで
しまったそうだ。

カウンタック。走るとなんとか街中でも乗れないことは無かったらしい。
やや満足気味だった式場壮吉だが、当時出たフェラーリ365GTB
に乗ると気分が一転した。
ハンドリング、エンジン、速さ、全てに非のつけどころがない。
どうしても欲しくなった式場はカウンタックを下取りにしてそのベルリネッタを
買ってきてしまった。
満足したのはいいが、子供達がそうではない。

 なんでカウンタック売っちゃったのさ、あれが良かった。
 このフェラーリはだめだ。

そう言うんだそうだ。
カウンタックは永遠のスーパーカーなのだ。確かにいまだにあれはかっこいい、
スーパーカーの金字塔だ。

この話、長くなりますんで再投稿ですがいったん切ります。

あ、知人の親友の残金5百万ですか?
旅行から帰ってきたら無事振り込まれたそうです。
この人の売買のミウラと式場壮吉のミウラSVは何の関連もありませんよ。
でもねえ、式場壮吉のクルマの買い方はこれまた別格ですね。すごすぎますよね。
当時のカウンタックやミウラSV、フェラーリはいくらしたんでしょうか。
70年頃でしょう。当時1千万として、今でいくと1億?2億?

現代だとマクラーレンメルセデスSLRが7~8千万でしょうから
まだまだ、ですね。
ブガッティのベイロンあたり、ですか。これは2億だそうですから。
0→100km/hが2.5秒だそうですよ。
これで買い物に出かけるって日本のオーナーもいらっしゃるそうです。
信じられませんね。

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