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2006年10月20日 (金)

長男と世田谷公園

秋晴れの先だっての休日、長男(5才)を連れて
二人で久しぶりに世田谷公園に行った。
車で行ったが、駐車場に空きがなく、やっと停めれたコインパーキングは
だいぶ離れていて歩いて10分くらいのところ。
そしてなんと、停めれたのはいいが長男、車で爆睡体勢。
揺すろうが叩こうが起きやしない。
しょうがない、楽しみにしていた世田谷公園だ、長男を
おんぶして10分の道のりを歩いていった。

公園近くに来ると、さっき満車だった最寄のパーキングに空きが
出ていた。そういうもんだな、と涙を流してずんずん歩く。
公園に着くと、長男、いつの間にか背中で起きていた。

「着いたぞ。
 起きてたんなら言ってくれよ、
 重くて腰がいたい。
 あたたたた」

ところが長男、顔色がすぐれない。

「携帯。
 デカレンジャーの携帯が、無い」

と言う。
家から持って出たらしいその携帯型おもちゃが、無いらしいのだ。
そういえば長男を車から連れ出す時、助手席のカップホルダーに
それらしきものを見た気がする。

「車に忘れたね?
 どうしても、欲しいの?
 それがないと、どうしても、嫌なの?」

「どうしても。
 ぜったい」

「そう、、、
 自動車まで、遠いよ。
 今、10分かかって来たんだけど」

「どうしても。
 取りに行く」

「そう。。。じゃあ、戻るか。
 取りに行きましょう。
 でもパパはもう、おんぶしないよ」

10分どころか20分くらいかけてそのおもちゃを取りに戻った。
んでまた公園へ戻る。
また20分くらいかかった。
さっき一台空いていた駐車場はそのまままだ空いたままだった。
いいのいいの、そういうもんそういうもんと
言い聞かせて長男と公園へ歩く。

公園へ着くや否や、噴水際で一人遊ぶ男の子へ
長男は駆け寄った。

「おい!! 
 なにしてんだ! おい!!」

長男は見ず知らずの子にも何の屈託もなく、半ばケンカ腰とも
思えるようなストレートな話しかけ方で、接していく。

声をかけられた子は幼稚園か小学校に通っているかくらい、
長男の1つか2つ上の子だった。
はじめその子もいきなり声をかけられたから戸惑っていた。
すぐ近くにお父さんらしき人がいたようで、ちらちらと
その方を見て、お父さんが首を縦に振ったからだろう、
長男にも親しく接してくれるようになってきた。

噴水の周りで30分くらい仲良く遊んだだろうか、
さよならさよならじゃあねまたね、また会おうね
と別れの挨拶を交わし、男の子は父親に手を引かれ帰っていった。

父親は40前くらいだろうか、ジーパンにブレザー、革靴といった
アンバランスないでたちで、これまたブレザーには競馬新聞か
夕刊フジか、よくわからんがタブロイド誌の類を
折り畳んで突き刺していた。言い忘れていたがブレザーの下に着ていたのは
白の、下着とも思えるTシャツだった。
きっと近所なのだろう、Tシャツでゴロ寝としけこんでいたのを
お子さんに引っ張り出されたのかあわてて会社に着て行く
ジャケットを羽織ってこれまたサラリーマン靴を
そのままハダシで履いて出てきたという姿がみえみえだった。

とはいえたまの休日、息子を連れてこうして公園へ
来ていること、また生活習慣の一つになっているのかもしれない。
かくいう私もそうなのだし。

思うに私らの子の時、親に連れられて公園に来ている子など
いなかった。私ももちろん、父親が公園に遊びに連れて行ってくれたなど、
まるで記憶に無い。
父親が子供を遊びに連れて行くこと、それは父親の仕事では
なかったのかな。
もとより高度成長期にあった日本、昭和30年代になってやっと
日曜を祝日としたくらいなものらしいし、
「休む」「遊ぶ」ということを私の父は知らない。
遊んだのは実家横の小道での野球のキャッチボールくらいだな。
そうそう、それくらいのものだ。
だけどいいのだ。
そろそろうちの長男もキャチボール、できないかな。
楽しみだな。

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