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2006年10月13日 (金)

メルセデスの余韻

メルセデスだが昨夜のあのハンドリングの余韻がよく、
まだ酔いに浸っている(笑)。
170を超えた時のあの路面に吸い付くような、
まるで上から何物かに押さえ付けられてでもいるかのような
乗り味とそして安定感。

先の投稿で書けなかったが、フロントのシムによる車高上げに
ついてのハンドリング変化について。
今回厚手の硬質のゴムを左右に貼ったわけだがそれにより
フロントの車高が指0.5本ずつ上がった。
交換当初は左右指1.5~2本くらいずつになったのだ。
ところがその時は高速走行でフロントが落ち着かず、
ハンドリングもフワフワしたクラウン状態だった、と書いた。

しかし昨夜の走行ではそのフワフワ感の一切が払拭されていた。
気になる車高だが、フロントは1.5本になっている。
つまり、指0.5本の車高の違いで(もちろんゴムが鉄などに比べて
軟質だということはあるが)、あれだけハンドリングの差異が出る、
ということ。
とても小さいことなのだが、シャーシがあまりにしっかりしているが故、
そのような甘んじたセッティングを容赦しないようなものに
なっているのだろう。
軽微な変更にもかかわらずハンドリングに大きな違いが
出ること、妥協を許さないメルセデスの業界フラッグシップ性を
垣間見た気がする。

優れたハンドリングの余韻に浸っているのもいいが、
今朝車での出勤時のこと。
近所まで来て細い道から出合いがしらにスクーターが飛び出してきて
危うくぶつかりそうになった。寸でのところ(数十センチ!)で免れたが。
私も急ブレーキだったが、先方も急ブレーキ。
優先道路としては私の道の方が全然太いし、向うは細い私道(入口に
「通行遠慮して下さい」と書いてある)
から出てきている。停止確認義務も怠っているから
先方は二重で公序に反している。

急ブレーキで止まってあげたのに向うは謝る気配もみせない。
じっと私を見ている。
しょうがない、車から降りた。

「危ないじゃないか。
 なぜ確認しない」

ちなみに今日の私はやはりメルセデス。朝の日がまぶしかったので
レイバンのサングラスをしていた。
降りていきなり詰め寄って行ったので、
向うはびっくりしたようだ。

「だまってちゃあ、わからない。
 普通、謝るだろう」

「すいません」

「あんた、いくつだ」

「35です」

「そうか、若いじゃあないか、
 だったらこれからはちゃんと、しっかりしないと
 だめだぞ」

と言って車に乗り込み、走らせようとしたところ、
そいつ何故だろう安堵感からだろうか私にメンチを切ってきた。
明らかに私の叱咤を不服とした表情だ。っていうか、ケンカ売ってる目だった。
しょうがない、もう一度車を降りた。
今度はエンジンを切って、キーも持って出た。

「おい。おまえ。
 わかってないようだな。なんだその目は」

スクーターに跨ったままのそいつの上から見下ろすように
近づいて、キーを持った拳を眼前につき立てると
また「すいません」と言ってきた。

「だめだ。謝るだけじゃあ。
 おまえ、反省してないだろう。
 口で謝るだけなんて、簡単なんだ。
 ちゃんと反省しろ」

おまけと言っちゃなんだが、「その目、お前、ケンカ売ってる
としか見えない、やるんならやろう」と付け加えた。

するとすいません、しませんと言う。
しかしまずかった。そこは勤務地(私の実家)近くだったため、
旧知のオヤジ二人が前から歩いてきた。

「おはよう!」

私もおはようございますととりあえず返した。
オヤジ二人は怪訝そうに我々を見ながら去っていく。

しょうがない、こいつに言い聞かせても無駄だ
叱るだけ損と思って、いい、もう、行きなさいと
顎でしゃくってやった。
ブイーンと去っていった彼の背中には
開放されてはあ~よかった、と書いてあった。

今思うとヘルメット越しにでも一発正拳突きをしといてやりゃあ
よかったと思う。

しかし懸念するのは奴、トシ35と言っていた。
子供の一人や二人いてもおかしくないだろう。
こういう奴は子供に対しどういう教育をするのだろうかということだ。
子供を連れて歩いてゴミをそこらにポイポイ捨てるどうしようも
ない親もいる。子は親を見て育つのだ。
こういうどうしようもないヤツがどうしようもない子を育てるのだろうな。
今回のは事故につながらなくてよかった。しかも当方が車だったからなおさらだ。
歩行者だったら大怪我だったろうし。

悪いことしたら謝るそして反省の気持ちを持たないとだめだ。
彼の目にはその微塵も感じ取ることができなかった。
私もどんな些細な過失から事故を起こすとも限らない。
しかし起こした時はその過ちを素直に認め、反省することだ。
そんなこともできないようじゃあ人として失格だ。動物と一緒だな。

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